家づくりへの情熱

2016/01/19

【住宅】どんどん『大工さん』が居なくなります

1980年に『94万人』だった大工さんが(国政調査より)、2005年に54万人になってしまいました。25年間で40万人の大工さんが居なくなってしまいました。1年間で1.6万人の減少ですから、今2015年でまた16万人減っているはずです。現在は『38万人』の大工さんとなってしまいました。

 

大工さんだけでなく建設現場の職人さん達がどんどん減少しているんですね。東京では建設費用が3割値上がりしていますが、ついに東海地方の愛知県でも値が上がり始めました。資材だけでなく現場の職人さんが不足していますから、どうしても建設コストが上がってしまいます。私にとりましても『安くていい家』を作りたいのですが、この猛烈な『職人不足』にはどうしようもありませんね。

 

はい、突然ですが『私は職人』でした。24歳から33歳の10年間は現場の職人として本当に働いていたのです。大学を優秀な成績(?)で卒業してドイツ語の先生か商社に就職できたのですが、設計やデザインの仕事に憧れて建設業に就職しました。24歳で独立しましたが25歳で大黒柱の父が亡くなったので、7人家族を養う為に現場の職人になったのです。なんか珍しい巡り合わせですね。しかし思い出すと本当に楽しい10年間でした。

 

職人仕事はバカではやれません。道具を備えたり、技術を磨いたり、厳しい親方に教えてもらったり、すごく『頭を使う』仕事でした。そしてやればやる程に収入が増えるのも魅力的でした。私は県内で一番稼いだ腕のいい職人でしたから、当時大学卒業の初任給が月13万円くらいの時代に、毎月130万円ずつの収入がありました。そしてこのお金を元手にしてその後『一人社長』の会社を立ち上げて今日までやってきたのです。今では社員900人、売上150億円になってしまいました。(三重県内ではNo.1)建設の仕事が好きで楽しかったのです。

 

さてこれからの『職人さん不足』をどうすればいいのでしょうか。当社は2016年に注文住宅は『480棟』の受注。アパート・マンション・高齢者住宅は『320戸』の受注ですから合計で『800世帯』の住宅を建設しなければなりません。それも『安くていい家』ですから、職人不足とは言っていられないのです。今、大工さんは48人取引がありますが全然全く足りません。

 

さてさて私のやり方は3つです。①私の開発した『ビックビーム工法』の工場製産を現在の3倍にいたします。この『BB工法』は雨の日でも台風の日でも関係なく、工場の中で柱と梁を加工して現場では大工さん無しで建設できるんですね。もう最高です。②今、会社にはフィリピンからの『大工研修生』が16人いますが、これから毎年もっと増加させます。みんな真面目でよく働いてくれます。フィリピンで60人ぐらい『テスト』して『面接』して『6ヶ月間』研修して日本へ来てもらいますから、優秀な職人さんになってくれています。ありがたい事ですね。③今、ヤンキーを探しています。まあ一言で言うと、若くて元気がある人、しかし少し勉強は嫌いな若者です。私はまあ職人の親方、親分と同じですからちょっと問題児の方が好きなタイプの人間です。この子達を2〜3年厳しく現場で教育して、物づくりの楽しさや喜びを教えてあげられれば、これ以上の喜びはありません。大卒ではなくても、中卒でもいいのです。まずは30人ぐらいの『職人学校』を『シェアハウス』に住まわせて、なんかボクシングや英語の勉強などもさせて、立派な職人にさせたい希望を持っています。

 

お客様に『いい家を安く』提供するためには『職人不足対策』をしっかりやらないと実現しないのです、と言うお話しでした。そしてやはり大切なことは好きな仕事を楽しく一生懸命にすると『お客様』が喜んでくださることを実体験することです。これが分かると人生が変わりますね。私は一人でも多くの職人を育てます。

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